基本、無宗教ですし、組織的な団体にも属さないし、オカルト好きでもありません。
さて、
ダリルがチャネルするバシャールは、
宇宙にはシンプルな法則がひとつしか無いと言いました。
「あなたの与えるものが、あなたに帰って来るもの」
ものごとの真理は大抵シンプルなものだけれど、
バシャールの言う「あなたの与えるものが、あなたに帰って来るもの」という法則は、
言い回しとして、理解しずらい物がある。
これに出会ったのは25年ぐらい前で、
最初の1年ぐらいは「隣人にパンを与えると、あとで良い事が自分に帰って来る」的な、
とても宗教じみた意味にしか読めなかったのだけれど、
ある時、「与えるもの」が「意味」をさしている事に気がつく。
「あなたの与える意味が、あなたに帰って来るもの」
噛み砕いて言えば、
あるシチュエーションに「意味」を与えると、現実が帰って来る。
最初、シチュエーションは常に中立で、特定の意味を持たないのだけれど、
一般的な常識や、こうであるべきでないとか、苦手とか得意とか、
逆に、好む観念や、様々な嗜好や嫌悪感などによって、
悪いとか、良いとか、どうでも良いとか、最悪だとか、許せないとか、
最高だとか、さまざまな意味を与える。
これは個人が持つ観念によって「与える意味が」様々だと言う事だ。
とうぜん、与えた意味によって、
良い気分や、最悪の気分、現状に対する判断や、その次の行動、
しいては、大きな分岐点となる。
大きな意味でも小さな意味でも、
「与える意味」で、受け取る感情や、次の時間帯、次の時代を選択する事になる。
そして、受け取るものも大きく変わって来る。
問題は、普通の人間は与える意味に関して、特に注意を払っていないということ。
次の時間帯に、より良いエネルギーを受け取ろうと考えて、
意味を与える事などしていない。
判断は固定観念が瞬時にしてしまうし、
即座に感情が爆発する。
それが冷静な判断かどうかは、少し経ってから思う事。
大抵は「普通はこう考えるはず」という固定観念が自動的に意味を与える。
人間万事塞翁が馬
という、ことわざがあるように、
ものごとの判断は、後になってみなければ分からないもの。
意味を与える瞬間に、両極端な意味を想定して、
厄介な固定観念や、ネガティブ傾向に偏向されないようにする事で、
とても良い物を受け取る事も出来るのだ。
いわゆる「ポジティブシンキング」に近い物なのだけれど、
元来「中立」「ニュートラル」だと言う事が分かっていれば良くて、
あえてポジティブに考えるのは余計だ。
なので明るくポジティブに意味付けしよう!という、
ポジティブシンキングは、この世界を半分しか扱ってないと思うので、方便だと思う。